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社会福祉法人愛善会 お知らせ

新着情報

2014年9月

2014年09月17日 

敬老会

愛善園では、9月10日に敬老会が行われました。節目の祝いを迎えられた入所者様8
名、100歳以上の入所者様10名にお花をお贈りしました。また、入所者の皆さまには
記念の品と紅白まんじゅうで長寿をお祝いしました。

26年度愛善園敬老会理事長挨拶

皆様、こんにちは。愛善園の敬老会の開催に当たり一言ご挨拶を申し上げます。

 9月に入り、気温が下がり、秋らしい、過ごしやすい季節となりましたが、夏の暑
さで疲れが出ている方も多いのではないでしょうか?職員の皆さんは、入所者様の体
調管理にはくれぐれも気を付けていただきたいと思います。

 さて、敬老の日は、今から60年以上前の昭和26年に、お年寄りを敬い、長寿を祝う
ために「としよりの日」として制定されたのが始まりのようですが、このようなひを
設けて、しかも休日にまでしている国は、世界でも日本だけのようです。

 こういった風土があって、日本が世界一の長寿国になれたものと思います。

 今年は、日本全国で100歳以上の方が、6万人ほどおられるようですが、愛善園でも
現在100歳以上の方が5名、今年度100歳を迎えられる方が5名いらっしゃり、この後、
花束や記念品を贈らせていただきます。

 近年、大震災や異常気象などの自然現象による、痛ましい災害が多く発生していま
すが、何と言っても、皆さま方は、長い人生の中で、戦争という激動の時代を乗り越
えられ、自らの手で人生を切り開いてこられました。

 それぞれに、辛かったこと、悲しかったこと、楽しかったことがたくさんあったも
のと思います。そして今、この愛善園において、穏やかな時をお過ごしいただいてい
るものと思っています。

 近年、旭川市内では、老人施設が急増しており、それにつれて、お世話をさせてい
ただく人材が不足してきていますが、幸いなことに、当法人では、かつてないほどの
人材がそろっているものと自負しております。

 当法人の職員は、皆さま方が、厳しい時代を乗り越えて、平和で豊かな日本を築き
上げられたことに感謝の気持ちを忘れないで、「主人公は入所者様」という理念の
下、毎日が敬老の日という気持ちで、皆さま1人1人の個性を尊重し、笑顔を引き出す
ように、お世話させていただいております。

 ここから観られるとおり、愛善園は、大きな庭もございますし、こういう高台です
から、静かで空気もきれいです。私は常に、これは法人の宝だと思っております。

 今日は、この後、ボランティアの皆さまの、歌と舞踊の演芸なども予定しています
ので、お楽しみいただけるものと思います。

 いずれにいたしましても、このようにすばらしい環境の中で、これからも穏やか
に、安心してお過ごしいただくことを、ご祈念申し上げまして、敬老会に当たっての
私の挨拶といたします。